石燈籠をたずねて 韓国 国立慶州博物館の石造品 千葉市の植木屋『千葉水石』
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 韓国 国立慶州博物館の石造品
旅行や勉強?に行った先で、古い燈籠や水鉢、石像などを集めて
みました。でも、ただ古けりゃ良いってもんでもありません。
やっぱり、姿、形が良く、品のある物がイイですね。
高さは目測、石質は推察です。アシカラズ。

韓国 慶尚北道 慶州市 国立慶州博物館の石造品です。


日本には、平安時代以前の燈籠が不完全のがいくつかしか
残っていません。仏教と共に渡来して来た石燈籠のルーツに
興味を覚えました。


参考までに
三国時代  (      〜飛鳥時代終わり)
統一新羅時代(飛鳥時代終わり〜平安時代初め)約350年間
高麗時代  (平安時代初め〜室町時代中ごろ)約450年間
李朝時代  (室町時代中ごろ〜明治初め)  約500年間


石燈籠の各部名称
屋外展示
慶州邑城石燈(東部里廃寺石燈) 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高18.7尺  竿下9尺 形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

基礎、竿旧物、火袋以上後補
博物館に移転した際に中台以上を推定復元
大きさに圧倒される
                   慶州邑城石燈について 

             
慶州邑城石燈(東部里廃寺石燈)基礎 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅7尺   形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

基礎側面に格狭間を深く刻み、その中に八部衆を一体づつ
浮彫してある

             
慶州邑城石燈部材笠  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅5尺   形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

発見時は、慶州邑城石燈(東部里廃寺石燈)のそばにあり
石燈の笠と思われていたが
博物館に移転し復元した際には利用されず

             
慶州邑城石燈(慶州邑城壁発見石燈)  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高11尺   形状 8角
所在 新羅歴史館裏   
備考

笠大破
火袋は、同時代の別物を利用

             
石燈部材  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法    形状
所在 新羅美術館裏   
備考

石燈の基礎だけ数えても25石位、説明文もなく展示してある

             
四天王寺址石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺   形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

慶州市 排盤洞935-2 四天王寺址から

             
石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺   形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

出所わからず
少しピンクぽい花崗岩

             
石燈(寄せ集め)  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高7尺   形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

寄せ集めだが、整っている

             
石燈(寄せ集め)基礎 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 基礎幅3.3尺  形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

上記石燈の基礎

             
高仙寺址石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺   形状 8角
所在 新羅美術館裏   
備考

徳洞ダム建設に伴い、国宝の高仙寺址三層石塔と共に1975年移転

             
高仙寺址亀趺  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅5.3尺 長6尺   形状  
所在 新羅美術館裏   
備考

徳洞ダム建設に伴い、国宝の高仙寺址三層石塔と共に1975年移転

             
崇福寺双亀趺  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅6尺    形状  
所在 入口正面   
備考

前脚をあげて歩こうとしている

             
獅子孔雀文石  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅10尺    形状  
所在 月池館前   
備考

西域(ペルシャ)の影響を受けた文様が刻まれている
一番大きな文様は、円の外側に連珠文帯、中央に立木
立木の両側に脚の長い鳥を左右対称に刻む
1937年慶州南郊の小寺で発見されるが、用途などはわからず

             
興輪寺址石槽  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅13尺    形状  
所在 新羅美術館裏   
備考

新羅で最初に建てられた寺興輪寺にあったもの
1638年に慶州邑城に移す

             
石造金剛力士像  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高5尺   形状  
所在 新羅美術館裏   
備考

芬皇寺東南の九黄洞セン石塔址から移転

             
石造観音菩薩立像 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺   形状  
所在 子供博物館前   
備考

仏頭だけ博物館に置かれていたが慶州狼山、衆生寺で仏身を発見
元通りに接合されて展示

             
ジャンハンリ寺址石造仏立像 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺   形状  
所在 子供博物館前   
備考

慶州ジャンハンリ寺址に散在していたものを復元
寺址に仏像台座が残っている
             

             
仏頭 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高5尺   形状  
所在 子供博物館前  
備考

南山、鉄瓦谷で発見されるが、身部はまだ発見されず      

             
館内展示
石造半跏思惟像  
時代 三国時代 石質 花崗岩
寸法 高4尺   形状  
所在 新羅美術館内   
備考

1909年慶州西方松花山麓で発見
柔らかそうな花崗岩

             
石造薬師如来坐像  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺   形状  
所在 新羅美術館内   
備考

1929年南山茸長渓谷の古寺址から移す
頭部、光背3分の1は、後年発見後復元

             
石造如来立像  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高7尺   形状  
所在 新羅美術館内   
備考

南山王井谷で発見

             
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