つくば市宝篋山周辺石造品
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つくば市宝篋山(ほうきょうさん)周辺を歩いてみました。
鎌倉時代初期、三村山(現在の宝篋
山)には、極楽寺があり
奈良西大寺の僧(忍性 にんしょう)が真言律宗を広めました。
極楽寺跡は判りませんが、多くの石造美術品が残っていて
この土地の御影石を使っています。
宝篋山小田休憩所から極楽寺コースへ
駐車場もあります             
地蔵菩薩立像              県指定文化財
 
湯地蔵と呼ばれ地蔵が収まる石龕(せきがん)には
 正応2年(1289年)と刻まれている
地蔵菩薩立像立札
三村山極楽寺五輪塔』            市指定文化財
鎌倉時代後期の作
五輪塔立札
登りは寄り道しながら、1時間半位かかり
天気が良ければ富士山が見えます
途中の小滝
いくつかあります
富士岩
途中の大岩、筑波石              
頂上です
宝篋印塔               県指定文化財
山頂にある石塔。鎌倉時代中期の作
関東最古の塔、宝珠修復跡あり
山頂から筑波山の眺め
下山し今度は小田城コースへ
大師堂
前山の中腹に八十八体の石仏像と御堂があります
五輪塔』                   県指定文化財
延寿院薬師堂裏手にある五輪塔、室町時代後期の作
五輪塔立札
薬師堂本堂前にあった湧玉形水鉢
なにげに、欲しい
後生車(ごしょうくるま)
丸い石板を一回転させると、経を一回唱えたことになる
小田城跡                
本丸や堀などが整備されています
全体は、まだ整備途中です
長久寺石燈籠』               県指定文化財
長久寺境内にある鎌倉時代中期の作
東日本では、個人所有のものを除いて現存する唯一の
鎌倉時代の燈籠、高さ8尺
付き合いのある近所の石屋が言ってましたが、以前これを本歌に
燈籠を作ったそうですが、売れずに困ったそうです
竿が後補なのは、残念
                  
石燈籠立札
長久寺の石幢?
宝篋山へは、石造美術品が点在し、アオハダやナツハゼなどの雑木がたくさんあり楽しい山登りでした。小田地区は、仕事でよく来てましたが、長久寺のお墓を見ても改めて石造文化が根付いてる所だと感じました。筑波山の麓には、北条や平沢地区など遺跡や石造美術品がまだ多くあります。機会を見つけて歩きたいと思います。